スイス航空でチューリヒ乗継中です。
昨年「須賀敦子のヴェネチア」という本をいただいた。
次にヴェネチアへ行く時に読もうと思っていた、その機会がやっとやってきた。昨年一月に来て以来のヴェネチアである。
一般的なガイドブックや美術入門書などもおおよそはめくってきた。
ヴェネチアに関しての本は、塩野さんの「海の都の物語」をはじめ日本語でもかなりおもしろいものがあるので、一時は行くたびにどんどん新しい場所を発見できて、ベネチアは大好きな町のひとつになっていった。 だが、近頃はちょっと「不遜な倦怠」を感じたりする…これではいけない。
「いつもと一緒でしょ」と私が感じたら、その感情は一緒にいる人に必ず伝染するのである。
スイス航空で「須賀敦子のヴェネチア」を読みながら、この本がそんな「不遜な倦怠」を遠ざける新しい視点をくれたように思う。
一節に、昨年一月に初めて行ったジュデッカ島のレデントゥーレ教会が出てきてうれしくなってしまった。
ご興味ある方は2008年1月20日の日記ご覧ください。
※写真は大運河にうかぶ月。
直接文と関係はありません。