午後、サーリセルカからソダンキュラの「オーロラ講座」を経由してルオストへ。サウナ付きログコテージのスカンティックホテル泊。
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朝食でツアー仲間が出会うと、かならず「あれからどうでした?」という質問が出るのがオーロラツアー。
この日午後9時過ぎから全員で近くの氷結した湖へいったけれど、その時は雲が上空へ出てきて、オーロラが見える望みなし。
冷え込む氷上でじっと待つ人も一組減り二組帰り、残る人が少なっていった。私自身も10過ぎに部屋へ戻った。でも「その後」に空が晴れて、オーロラが出現する事だってあるわけですな。
翌朝、「あれから後もきっとだめだったよねぇ」と思いつつ朝食へ行くと、「見えましたよ。ほら」と言って写真を見せて下さったカップルが一組だけあった。見るとしっかり写っている。
いちど全員帰った「あの後」、夜中さらに二度起き出して湖の上に出て行ったというのである。 そして二度目の午前三時前、あきらめて帰ろうとした時、林の中から振り返って見た空が緑色になっていて、あわてて戻って撮影したという。
これはまさに執念勝ちの写真。
こんな風にがんばって
見えれば「人間辛抱が肝心」
見えなければ「あきらめが肝心」
結局は結果次第で、同じ行動への評価も180度違うものになる。
しかし、こういう言葉も思い出す。
「これほどの努力を、人は『運』と言う」