ルアン・プラバンの王宮前の通りは、夜通行止めになりたくさん店の出る「ナイト・マーケット」になる。
商品の多くは布や小物・おみやげもの。食べ物屋はあまりない。
たくさんの観光客が集まってくるが、売り子たちは声を張り上げたり執拗に寄ってきたりは全くしない。多くはこの写真の年頃の子供たちだったりする。ひやかしながら歩いて、のんびり買い物出来る楽しい場所である。
この写真のお店では布で出来た絵本をたくさん売っていた。
そのどれもが機械ではなく手で刺繍したもので、上手ではないけれど一生懸命手造りな気持ちが入っていて楽しくなる。
「自分で作ったの?」
「そう、すご〜く時間かかったのよ」
こんなやりとりをしてしまうと、わずかな金額を値切る気も失せて言い値の2万キープ(約200円)で買ってあげた。
この布の本の題名は[Travel to LAOS]。
開いて見せてくれている左ページには「We went to Vientioan,we met tiger」、右ページでは「In Luang Prabang we met a baear」と縫いこまれている。パンダなのか何なのかよく分からないけれど楽しいじゃない(笑)。学校で習った英語を一生懸命使っている雰囲気がする。
こうして子供の頃から英語を習う意味を身を持って知っていくラオスの子供たちには、外国語を習う必要性なんてわざわざ説明する必要もないだろう。