東北新幹線で那須塩原から上野まで乗車。
一月二日、指定席は満席だったが自由席はこのとおりのがらがら状態であった。
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ひさしぶりに乗ってみて新幹線の座席のすばらしさに感嘆。
ヨーロッパの高速列車というとフランスのTGV、スペインのAVE、ドイツのICEなどが思い浮かぶが、正直いまひとつ快適ではない。
座席の広さ、リクライニング、さらに列車自体の振動・傾斜、すべて新幹線の方が数段上である。
前の席がリクライニングしても気にならないように、ひとつの席にこれだけの幅があるのだろうが、このスペースならスーツケースさえ置けてしまう。
ヨーロッパの列車に荷物付きで乗り込むと、スーツケースなどをどこへ置くかをとても苦労するのだけれど、新幹線なら大丈夫か。
さらに、この写真でも肘掛に二つボタンがついているのがわかるだろう。これは白い方が普通のリクライニング、黒い方は座っているクッションを前に引っ張り出せるもの。これだけの設備で普通席なのだから、グリーン車両と差を出すのはたいへんだろう。
ヨーロッパの高速列車では一等と二等の快適さの差はかなり大きく、料金差もそれ相応にある。
この一事をみても、日本は均質な社会構造なのだと感じる。