ストラスブールからワイン街道の町を二つ訪ねる一日。
ひとつはウンターリンデン美術館でおなじみのコルマール(下記参照)
http://komatsusin.hopto.org/koma/modules/iDiary/index.php?mode=show&date=20071216もうひとつが今回はじめて行くリクヴィルの町。
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この写真を見てドイツ・ロマンチック街道の町だと言ってもとおるだろう。簡単に言うと小ローテンブルグの様な町である。
違いはローテンブルグよりも急な傾斜地に建設されている事と、町のすぐ外から広大なブドウ畑が見下ろしている事だ。崩れかけた城壁を抜けるとほんとにすぐ目の前がブドウ畑。
20世紀の二度の大戦において実際ほとんどダメージを受けなかった。だからこそ大規模な修復がされなかった。
ローテンブルグは実際かなり爆撃で破壊されたので、かえって中世的な町並みを復元する事が可能であったのだ。リクヴィルの「そのまま」の町並みを見ているとその事がよく分かる。
これは観光写真を撮るにはマイナス要素かもしれないが、自分の眼で歴史をたどって資料を読み込んで楽しむ向きには、むしろ良いポイントだ。今回はあまり時間がとれなかったが、次回にはもう少し場所場所をしらべておきたいと思う。