午前、ハイデルベルグを観光し昼食。午後、二時間少しドライブして自称「世界最大のクリスマス市」がひらかれるシュトットガルトへ到着・宿泊。
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シュトットガルトの市庁舎にこの写真の面白い乗り物がある。一見すると、ドアのないエレベーターの様だが、実はこれ止めることができない。ずっと動き続けている箱に飛び乗り・飛び降りる。
同じ乗り物で、もっと古いものをブダペストの市庁舎で十五年以上前に乗った事がある。つまり、これはかなり古くからあるシロモノなのだ。あれ以来他のどこでも見たことがなかったが、こんな新しそうな建物で再会するとは思わなかった。
スピードはそれほど速くないが、決してゆっくりでもない。乗り降りするタイミングを間違うとけっこう危ない。実際目の前で欧米人観光客と思われる人が転んだのを見た。下りようとしているうちに床が上がっていってしまい、結局けっこうな高さから飛び降りるかたちになったのだ。
実際これで怪我をしたらどうする?
日本なら確実に管理者の責任が問われるだろう。管理者も怖くてこんな乗り物をそのままにはしておけない筈だ。
そんなことを思いながら見ている間に、誰かが緊急ストップボタンを押したらしく、中途半端なところで箱が止まった。中から人がドンドン叩いている音がしている。
ちなみに、すぐとなりには普通のエレベーターがある。
つまり、この乗り物に乗るのはあくまで個人の判断でした事となるのか。
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この乗り物、今回参加されたお一人が、ネットで誰かが書いているのを読んで教えてくださった。何回同じ町へ行っても、飽きるほど見たつもりでも、まだまだ知らない面白さが、どんな町にもある。