朝6時にシャングリラ・ヴィレッジを出発。
二十分ほど走って山への登り口で下車。
ゆっくり上っていると三十分ほどで朝日が昇ってきた。
ポカラから山を楽しむには少し高台へ上がるとより美しい。
きのうボートで遊覧したペワ湖を見下ろす場所にある日本山妙法寺を目指す。ポカラの多くの場所から見える白い巨大なストゥーパである。
日本の千枚田の何倍もの密度でつくられた棚田。牛を引く親子。ミルクを運ぶ女性。とにかく何かほしくてよってくる子供たち。
45分ほどで尾根にたどりつくと、いきなりヒマラヤの山並みが広がった。眼下にはペワ湖。湖の向こうにはサランコットの丘。
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これまでいろいろなガイドさんとご一緒しているが、今回のラクシュマンさんは「マチャプチャレ」ではなく「マチャプツレ」と発音している。
日本のガイドブックには「マチャプチャレ」だが、どうも現地での発音は「マチャプツレ」が正しいようである。
アルファベット表記を調べてみると、現地でネパール人が書いたものはたしかに「ツレ」と読める。しかし、欧米人が書いているものは「チャレ」になっている。
現地の発音と違った読み方が外国で通ってしまっている場合、しばしばこういう事は起こる。こうなるとどちらも間違っていないと言うしかない。