パリ自由行動日。
希望の方と小松お任せコースへ。
美しい「一角獣のタピスリー」のある中世美術館へ行くと、思いがけず「ケルトとスカンジナビア展」を開催していた。
今回の旅でめぐってきたノルマンディ地方というのは、もともとバイキングの民族が元になっている。バイキングは北欧スカンジナビア三国ノルウェー、スエーデン、デンマークが本家だが、セーヌ川を遡って攻めてきた彼らを、フランス王が「ノルマンディ候」として召抱えたのが西暦911年。これがノルマンディの始まりである。
バイキングアイルランドやブルターニュに残っていたローマ以前のケルト民族を征服し、また、彼らの影響をうけた美術的発展もとげている。
今回、思いがけず見られた品々はケルト的、バイキング的、そして初期キリスト教のロマネスク的雰囲気が強く感じられた。
同じフランスでも、中南部からはこんな雰囲気の品々は出てこない。
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サント・シャペルのステンドグラス→コンシェルジュリのマリー・アントワネットの独房など→クリュニー中世美術館→サン・ジュヌビエーブ教会→パンテオン→オランジェリー美術館。ミュージアム・パスと(メトロでなく)バスを利用して効率よくまわる一日コースでありました。