レイン川の低地にあるライデンの旧市街ど真ん中に、突然この砦がそびえている。
まっ平らな土地では洪水からも戦争からも身を守るのが難しかったのだろう、西暦九世紀ごろから十二世紀に人工的にこの丘が作られていった。
最も有名なのは独立戦争時代の篭城がここで行われたという話。
実際に見ると・・・こんな狭いところで、と思う。
※2007年12月1日の日記にライデン篭城の話は書きました。
小高い丘の中庭に井戸がある。
水なくしては篭城できるわけはない。
しかしその水源は市の中心に人工的に作られた貯水槽から誘導されたもので、決して清潔といえるものではなかったにちがいない。
苦しい独立戦争を戦い、黄金の17世紀を迎えたライデン。
1651年に、市はこの丘を地元の子爵から買取り、市民のための公園に整備した。