秋はいろいろな食材がでてくるので、旅先でも季節らしいものを楽しみたい。パッケージツアーの食事の弱点は、そういうことが簡単に実現できない事。だから自由食はとても重要。
しかし、レストランに行ってメニューを見ても、そこから「今日」おいしいものを選び出すのは簡単ではない。「日本語メニューあります」の店であっても、季節料理が反映されている事は期待できない。ガイドブックでお勧めのメニューが必ずあるわけでもない。そういうときは、なまじメニューにこだわらない方が良い。こんな時こそレストランのスタッフの出番なのである。
まずは「きのこある?」と訊いてみる。
「きのこはおわっちゃいました」
残念。
かぼちゃがたくさん飾ってあるからかぼちゃ料理?
あったあった、牛肉のカルパッチョにも新鮮のカボチャスライスがつかってあるようだ。
そして、このカボチャのリゾットが特にあたりだった。※写真があまりおいしそうに見えていなかったらすんません。
前菜をいろいろ分け合ったあとに、せっかくだから肉料理。
メニューからはぴんとくるのが見えてこない。
「あーでもない、こーでもない」と言っていたら、スタッフがすすめてくれたのは豚の背肉。自信ありげに出してきてくれた皿には、しっかりと脂がのったおいしい肉がごつんと骨付きで登場した。