この写真、とてもわかりにくいけれどツェルマットから登山電車で上ったところにある五つ★ホテル=リッフェルアルプホテルのトイレに付属していたウォシュレットのボタンである。
あまりにも日本製のものと違うので最初の二日は気が付かなかった。
「あ、これってもしかしてウォシュレット?へえ、外国製もあるんだ」と気づいて、もちろん使ってみた。
ところが・・・ボタンを押すとなんの予告もなくお尻直撃!
あまりに大雑把な水の出に飛び上がった(笑)。
どこにも強さや温度を調節するボタンがない。位置の前後などもない。誰でもわかる説明の絵もない。水を止めるボタンもない。ボタンを離せば即止まり、たのみもしないのにボワ〜っと乾かす風が吹いてくる。
そのぐらいは使う側が譲歩しろ、という事なのだろう。
日本製のすばらしいサービス機械に慣らされた我々にはとても快適とは言えないシロモノであった。だから日本製が売れるんですな。
しかし、世界のほとんどの場所は「人間側が譲歩する」のが当たり前なのである。日本人も大雑把なウォシュレットぐらいで飛び上がっていてはいけないのだろう。