アンカラへ向かう途上にある塩の湖。
この近くにいつもグループツアーで食事をするドライブインがある。今回の「おいしいトルコ」での食事場所にここを推薦された時は、正直気がすすまなかった。
それまで何度も食べたグループの食事にはさっぱりおいしい記憶がなかったからである。しかし、唯一ドライバ−たちと食べた時に出されたサチュ・ケバブ=鉄板ケバブがおいしかったので行く事にしたのだ。
グループで予約した場合は必ず二階の席になるが、今日は直接手配、直接現金でお支払いの上客(笑)。一階のゆっくりしたトルコ式座敷席をとった。
メニューはあの時覚えていた鉄板ケバブに、ここのお勧めコンヤ風のピデである。この写真のようにさくっと薄く焼き上げられていて、イタリアのピッツァよりもより軽くて食べやすい印象である。もちろん載せられている具によって味わいは変るが、もともと黒海沿岸発祥のこの料理はトルコの一般的スナック食として定着している。
前回、今回、なんどもこのピデを食べてきたが、ここのものは忘れがたくおいしかった。おなじドライブインで何度も食事をしてきたのに、これを食べさせる事のない手配とはなんだろう、と思った。
40人という団体にいっせいに焼き上げるのは、やはり無理なのだろうか。そのうえで前菜もデザートも含めて一時間でおわらせるというのでは、忙しく走り回る行程はこなせないという事か…。
やっぱりトルコでおいしいを実感するには《手造》少人数で組むしかありませぬ。