明日から三年ぶり第二回目の《手造》トルコ。
今まで何回となく行ったトルコだが、自分で企画してツアーを練っていくと、今まで見知っていたトルコはほんの一部であったと気づく。
たとえば、このトルコ航空で出されるヘーゼルナッツ。
トルコが世界一の生産国だという事をこの飛行機に乗っている「添乗員さん」のほとんどは知らないだろう。少なくとも前回までの小松はそうだった。
日本で使われるヘーゼルナッツの九割以上が、今回訪れるトルコの黒海東岸産だという事。トルコ航空ではピーナッツではなくヘーゼルナッツが出されている理由がよくわかった。
日本のトルコツアーは、ほとんどが定番の西側地中海世界を駆け足でまわるものばかり。自分が《手造》する企画においては、もっとしっかり理解してもらえる内容にしていきたい。
「内容」とは、旅の間だけの事ではない。
出発する前にお会いして意図をお話し、推薦図書や番組を共有しておいていただく事。帰国してからもずっといろいろな情報発信をし続けていく事。そういう日本に居る時こそが旅の「内容」を決定していく。