ラスベガスは知っていても、その近くに同じくカジノで繁盛するラフリンという町があるという事は、日本人にはほとんど知られていない。私も今回の行程を練っていく途中で知った。
グランド・キャニオンの底、ハバスパイ村へ行くために少しでも便利な場所に泊まろうとして、この町を決めたというのが本当のところである。
町にはコロラド川が流れている。
川を挟んでネバダ州とアリゾナ州が向かい合っている。ネバダ側のラフリンの町にはカジノのネオンが林立しているが、アリゾナ側のブルヘッドはひっそりと高級らしい住宅やコンドミニアムが並んでいる。州法の違いで対照的な景観となっているわけだ。
今回せっかく泊まるのだから、ここでしか出来ないコロラド川のクルーズの船に乗った。20時半から約1時間。上流はデイビスダムまで行き引き返す。そこから戻り、我々のホテルリバーサイドから下流がこのクルーズのハイライト。ラスベガスのストリップ通りを思わせる豪華なネオンのホテルが並んでいる。
ラスベガスでは作りたくてもできない川沿いのプロムナードが見える。野外のコンサート会場からにぎやかな音楽と歓声が川面にながれてきた。