朝、目覚めるとロッジのすぐ周りの山が赤く輝いていた。
ザイオン国立公園の入り口すぐ近く、クリフローズ・ロッジの泊まっていた。昨夜ラスベガス泊まりにしないで、ここまで走ってきた甲斐があるというものだ。
ゲートを入ってインフォメーションセンターの駐車場に車を止めると、そこからは公園内のシャトルバスに乗って谷の奥へいく。シャトルはかなり頻繁にやってくるので便利。十分の間隔もない。
シャトルが入っていける一番奥からさらに歩く。
20分ほど快適な川沿いのトレイルをいくと、途中で小動物にであったりもする。昨年は野生の七面鳥を見かけたっけ。「ザイオン流れ星」は、小さいがとても美しい花だ。
トレイルも終わりになったところで、欧米人が青い防水ジャケットを着込んでいるところに出会った。これから先は川の中を歩いていこうというのである。4時間ほど行くと水源に近いところまでいけるのだとか。
欧米人の自然に対する楽しみ方は、アジア人とは全く違うと感じる。我々アジア人が自然を受け入れて、その中に抱かれて楽しむのだとすれば、欧米人は自然に挑戦して楽しむ。
こういった、リバー・ウォークもちゃんとシステム化されている。彼らが着ている青い防水スーツは、ザイオンアドベンチャーという会社が一日48ドルでレンタルしてくれるのだとと言っていた。