夕方の便でパリを出発。
**
縁あって、
観光客はほとんど足を向けない地区にある日本食屋で昼食。
外国で日本食を食べる時、「おいしい」といってもほとんどのばあい「外国にしては」という前置きがつくものである。
しかし、ここパリにおいては「ほんものの」日本食を食べることは難しい時代ではない。いや、むしろ、「パリでなければ食べられない」日本食というものが出現してきている。
それだけフランス人の味覚が、日本食の本当のおいしさを理解してくれているという事だろう。
この写真、ちらし寿司に混ぜ込まれている黒い点々がある果物はパッション・フルーツ。そう説明されておそるおそる口に運んだが、甘さは思ったほどでなく、たいへんおいしかった。
竹の器に載せられた押寿司の上に乗っている緑色のつぶつぶ。これはわさびにつけたとびこなのだそうだ。ほどよくわさびの風味がして、すしを引き立ててくれていた。