この写真は房総半島の一角。
※伊丹⇒羽田の飛行機空が混雑しているときにはこんなところの上空を飛ぶこともあるんです。
日本が山国であるというのは空から見ると一目瞭然。
そして、その困難な国土条件にもかかわらず、日本国民がどれだけ努力して米を作ってきたのかもよく理解できる。
入り組んだ山の端と、曲がりくねった川のぎりぎりにまで、田んぼが敷き詰めて耕されているのがわかる。ほんとうに、極限までがんばって米を作ってきた歴史が、視覚によって理解できる。
江戸時代の藩の規模が「石高」によって測られていた。一石は大人一人が一年に食べるだろう米の量として制定された単位。日本は基本的にどこででも米を育てることができた「米本位制」の国であったということになるだろう。
「これだけ苦労して育てられてきた米が余ってしまうのか」と上空から嘆息する。
時代がどんなに変っても、日本人は、もっとお米をたべて生きたほうがよい。そういう風に、知らず知らずに、我々愚民を誘導してくれる有能な農業政策をのぞむ。米好きのたわごとでしょうか(笑)。