今まで一度もオーロラの写真をのせた事はなかったけれど、今回なかなか雰囲気のあるお写真をお送りいただきましたので。
「よく撮れてますね、どんな高級カメラお使いだったのですか?」
そんな質問がきこえてきそうだけれど、この方のお使いになっていたカメラは大げさなカメラでは全くなく、普通のコンパクトデジタルカメラであった。
つまり一番大事なのは、高級カメラを使うという事ではなく、持っているカメラの性能を最大限に発揮させる事なのだ。撮影者は「元写真部」だとか、納得です。我々のイメージするカーテン状のオーロラという雰囲気がとらえられている。
オーロラの撮影、高級カメラは必要ないけれど、必須の機材は三脚。13秒の開放では三脚なしの撮影は成り立たない。
あとはどれだけがんばれるか運に恵まれるか。
オーロラのツアーだととにかく自分でがんばるしかない。誰かに(たとえば「添乗員さん」などというひとに)出たら知らせてもらうなどという事は難しい。
夜中に「出てますよ」と電話で起こされても、あわてて出てみたらもう雲が出ていたり、また、薄くなってしまっていたり・・・。「なんだ、こんなんだったら起さないでよ」なんて不満顔される事も少なくない。結局個々に寒さをこらえてがんばるしかない。
でも・・・この写真を撮影した時は夕食後の21時頃、まさに「出ないかなぁ」というタイミングで出てきてくれた。運、良いです。