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短い時間でも見てもらいたいコペンハーゲン
2008-02-03
SASスカンジナビア航空で成田到着した日ですが、
2月2日にオスロからコペンハーゲンに着いた時の話を。
**
10時半にオスロを飛び立った飛行機は約1時間でコペンハーゲンに到着する。雪のオスロとはうってかわって明るい太陽が輝く良いお天気だ。対岸の町スエーデンのマルメとの海峡にかかる橋や風力発電の風車が日をあびて、青い海に白く美しく見えてくる。⇒写真。

コペンハーゲン空港では、11時半に到着して15時半の成田行きに乗る予定。4時間なら普通は乗り継ぐだけの時間である。
しかし、今回こんなに苦労してこの町へ来たのだから、少しでも皆さんに美しいコペンハーゲンの町をみてもらいたいと思った。

ほんの2時間でも町を自分の足で歩けば、その国・その町の印象はあとあと全く違ったものとして皆さんの心に刻まれるだろう。もしかしたらもう一生この町に来ない人だっている。
ならば!少しでも見てもらえるチャンスをつくるのがワタシのような奴の役割ではないか。

最低限かかるお金は払っていただくけれど、きっときっとそれだけの価値がある。そう信じて、私はバスとガイドを手配した。

空港と町は15分ほどの距離である。
上空から見ていて思ったとおり、今日はとても陽射しが美しい。王宮も、チボリ公園の遊園地も、カールスバーグのクラシックな博物館も、どれもこれもが輝いてみえた。

有名な人魚姫の像では下車して写真をとる事ができた。
ストロイエ通りでは短い時間だが歩いてもらい、17世紀の天文台ラウンドタワーにも上ってもらえた。今回は北極圏の小さな町ばかりをみてきたから、コペンハーゲンが特に大都会に見えたことだろう。

14時前には空港に戻ってきた、たった2時間ほどの観光。
その短い時間の価値に、今はあまり気づかないのだと思う。
きっと五年後十年後に「ああ、あの短い乗り継ぎの時間でもコペンハーゲンを見られてよかったなぁ」と思い出してもらえる日がやって来るに違いない。

今回の旅がそんな風に熟成してゆく旅になってくれたらいい。
いつもそう思っている。



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