ベネチアを出て昼にはフィレンツェ到着。
**
フィレンツェ、市庁舎ベッキオ宮殿のあるシニョーリア広場には、雨にぬれずに式典が行えるロッジャ(日本語でいうなら「柱廊」となろうか)がある。
ここにはジャン・ボローニャやチェリーニのホンモノの作品が置かれているのでさながら美術館の一部をなしているようだ。町自体が美術館だといえるだろう。
※しかし、入場料を払わないでも見られるこういう作品をきっちりガイドして説明しようというツアーがなかなかないのはもったいない。
ウフィッツィ美術館を出た時、冬の日は短くてもう夜景になっていた。シニョーリア広場に出てきてさっき見ていたこのロッジャがこの写真のようにライトアップされているのが目に入った。
影を利用したすばらしい効果が出ている。
この写真では影でしか見えないチェッリーニのペルセウス。
本体のブロンズ像のもつ巧みな人体曲線を理解した影の出し方である。