よく晴れたベネチア、元旦の朝、きりっと冷たい空気が気持ちよい。冬のヨーロッパは夜明けが遅く、ジュデッカ島にあるホテルを出発した7時45分を過ぎてもまだ朝焼けのような光である。
本島に着いてサン・マルコ広場へ歩いていくと、砕けたガラス瓶や紙ふぶきなどがちらかっていて、昨夜の大騒ぎの跡が残っている。
昨夜の名残が残っていたのは、広場だけではなかった。
やがてやってきた今日のイタリア人ガイド、アントニオ氏は、白いコートに黒い帽子、胸元の開いたお洒落なシャツからは胸毛が見えている。いや、これは、「見せている」のですな(笑)
朝の4時までパーティーだったのだそうだ。
その雰囲気でガイドしにやってきても、みんなが「イタリア人らしいねぇ」と思ってもらえるなんて、イタリア人ってほんとに得な存在なのかもしれません。
※この話メール通信であらためて