シーボルトが日本から追放された後、日本から持ち帰った植物を植えた植物園があるライデンの町。
※このあたりの話は下記の項目よりご参照ください。
http://komatsusin.hopto.org/koma/modules/mylinks/viewcat.php?cid=32ライデンもまた独立戦争の際にきびしい包囲戦を戦った。
1573年10月31日に始まったスペイン軍の包囲を予測していたライデン市側はしっかり食料を備蓄していた。翌年1574年の3月になっても町は余裕をもって篭城し続けていられた。
3月21日、スペイン側が別の戦線に行く為いったん包囲を解いた時「勝った」と思ったライデン市民は喜んで残していた食物を消費してしまう。5日後、不意にスペイン軍が戻ってきてライデンを包囲した時からが、本当の篭城戦となる。10月3日にスペイン軍が撤退するまでの271日間に市民6千人が餓死したと伝えられている。
このタピスリーは包囲戦の事実を後世に伝えるために、ライデン市がオーダーして作らせたものである。