こういった古い地形図を見ると、「世界は神が造ったが、オランダはオランダ人が造った」という誰かの古い言葉が納得できる。
※これを言ったのはオランダ人自身なのか、イギリス人がオランダを評してそう言ったのか、説が分かれるようです。
現在でもオランダの国土は四分の一が海面より低い。堤防では常に排水がされていて、これなくしては国土が保てない。排水の為に風車が活躍していたわけだ。スペイン軍に町を包囲された際の最終手段は堤防を決壊させて包囲軍を水で追い出す作戦であった。
地図の一番上のあたり、島が並んでいるあたりを現在は大堤防が締め切っており、だんだんと内側全てが利用可能な土地にかわっている。これからもオランダはオランダ人が造っていく。
これを見るとスキポールの海戦というのが可能だと納得できる。