日記、一日間違えて書いてました。
18・19・20日の分は一日後の分です、すみません。
今日は19日に滞在していたプラハについて、もうひとつの見所について書きましょう。こんな場所はヨーロッパで他にはないので、必見の場所だと思うのです。
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ヨーロッパ最古といわれるユダヤ墓地がプラハにある。
ユダヤ人は20世紀のヒトラーだでではなく、旧約聖書や古代ローマの時代から中世近代もずっと迫害され続けてきた。彼らの教会であるシナゴーグや墓なども、幾多破壊され続けてきたので、案外古いものは残っていないのだろう。
この写真のシナゴーグは「旧新シナゴーグ」と呼ばれている。11世紀ごろに今は破壊されてしまったもっと古いシナゴーグが別にあり、その後13世紀に建てられたこの新しい礼拝所を、建設当初は「新シナゴーグ」と呼んでいた。
その後11世紀ごろのシナゴーグが破壊され、跡にさらに新しいシナゴーグが建設される事により、そこが「新シナゴーグ」となった。※実際はここはその建築様式により「スペインシナゴーグ」と呼ばれている。
そこで、これまでの「新シナゴーグ」は頭に「旧」をつけて呼ばれるようになったというわけである。
内部は13世紀、日本の鎌倉時代に遡る様式が残されている。地面はいちだん低くなっているのだが、それは「謙譲」を表しているのだとか。
このシナゴーグの屋根裏には、伝説の土人形ゴーレムの動かなくなった体が仕舞われていると言われている。※レーヴというラビはプラハを流れるモルダウ河の泥をすくってゴレムを作りヨッセルと名づけ薪割りや掃除、会堂の番人など仕事をやらせ、週末のサバトの日にはシェムを取り去り土にもどした。ある時シェムを取り去るのを忘れるとゴレムは狂暴になり暴れた。レーウ師はゴレムからシェムを取り去り土に戻した。