キャフェの店頭で山盛りにした牡蠣を見かけるシーズンである。
今回、ランスで牡蠣を食べる機会を得た。
フランスでは牡蠣をオーダーするにもサイズや種類を選ばなくてはならない。フランス語で「ゆぃっとぅーる」というだけじゃだめなんですな(笑)※今回小松はこれを一生懸命発音しても、しばし通じなくて苦労しましたぁ。
メニューをみていて比較的どこでも見かける種類がある。高級品種として知られているブロンの牡蠣である。ブルターニュ、ブロン河口でとれるもので、カタチは丸くて平たい。これが食通の間では絶品だとされているので、以前は小松もよくオーダーしていた。
しかし、これがどうもピンとこない。正直に言って私の口にそんなに合う気がしていなかった。
そんなある時東駅近くで「パール・ブランシュ」という牡蠣を宣伝しているポスターを見かけて、そこの店で注文してみたところ、これが私にとっては大当たり!
ブロンよりずっと細長く、殻は深く、身は厚く、柔らかい。
その名の通り「白い真珠」のようなぷりんとした丸い身の部分が殻の奥に詰まっている。
日本人が好むのはこういうタイプの牡蠣だと感じた。以来、メニューで「パール・ブランシュ」を見つけると、必ずそれを注文するようになっている。
今回もありました!
そしてそればかり30個も大皿に盛ってもらっております。
食通がなんと言おうが、現在私にとっては「パール・ブランシュ」こそが日本人にお勧めしたい牡蠣のナンバーワン。パリの街角で見かけたら是非お試しを。