古都ウラジミールからモスクワへの途上、ポクロフという小さな町のドライブインに止まった。ここでの定番はこのプリャニキという伝統的なお菓子。※写真はポクロフスキー・プリャニキとかいてあるのです。
黒くて硬そうで、あんまりおいしそうな外見はしていないけれど、次から次とロシア人が買っていく。日持ちもするというので外国人観光客のおみやげにもなる。
そんなに人気ならやっぱり試してみたいもの。ひとつ買ってみる。硬さは両手で力を入れると簡単に割れる。原料は小麦粉、砂糖、蜂蜜という単純なものなのだそうだが、そんなに単純な味ではない気がした。全体にぱさっとした雰囲気があるが、ここのものは割ってみるととろりとした茶色のクリームが入っていておいしい。コンデンスドミルクをベースにしているのだそうだ。
これならちょうど紅茶に合いそうである。
さて、お菓子天国日本にもって帰っても「おいしいね」と言ってもらえるかはビミョウだけれど。