帰国後一週間でまた出発するというのは、私にとってはあまりに忙しすぎる。それでも、それを言い訳にして「またいつもの」と感じるような旅には絶対にしたくない。同じ場所でも、一回一回かならず新しい視点を獲得していく決意で臨む。

ロシアは自分にとってもまだ容易に新しい視点が手に入る国である。興味ある本でもまだ読んでいないものがある。行く前にどれだけ新しい情報を頭に入れていけるかが、新しい視点を確保できるかどうかの分かれ目になる。

・女帝のロシア
・ピョートル大帝の妃
・恋文〜エカテリーナとポチョムキンの往復書簡
・魔女の一ダース
・不思議な恋文（ユーラシアブックレット）
今回は、この5冊を入手。（笑）まだ読めていないのもあるので「入手」、「読破」ではなぁい。10時間程の機内だが帰るまでには何とかしてしまう所存である。

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今回見たいもの。
ポチョムキンの肖像、ポチョムキンとエカテリーナの間の娘と思われるチョムキナの肖像（これはむずかしいかなぁ）。

だいぶ前にテレビでやっていたエカテリーナ2世とポチョムキンのあいだに交わされた千通を越えるラブレターが発見されたのを知った。40歳を過ぎてからはじめて二人に訪れた本当の愛。書簡を読んでいくとそんな切ない気持ちが伝わってくる。エルミタージュを今までそんな視点で訪れた事がなかった。