スロベニアのワイン復習
いや、体系的に論じる知識など持ち合わせておりません(笑)。ただただ、おいしかったものを記憶に留めておいて、次回の為に役立てようという気持ちでございます。
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ピネラとシビ・ピノというと、なんだか絵本の主人公のような名前だけれど、この二本のワインに使われているぶどうの種類である。
スロベニアは九州の半分ぐらいの国土なのに、ボルドー地方と同じぐらいの面積のブドウ畑を持ち、生産量もボルドーの半分にもなるという。 そんなに有名ではなくてもおいしいワインが飲める国なのである。各国にはぶどう品種も土着の特別な品種があるので、やはりそういったものを飲んでみたい。
スロベニア二日目の夜、かつての国王もチトー大統領も別荘に使っていたというヴィラ・ブレッドにて夕食となり、ワインリストを眺めてみた。その中でまずめについたのが写真左側のピネラ種をつかったものだ。
ピネラ種はプリモリエ地方の土着品種であり、いわばこの国でしか作られていないかもしれないもの。こういうのを飲んでみたい。
注いでもらい、まずは香りを試すと、蜂蜜の香りがした。
ふと思い出したのは、資料のにあった「スロベニアは養蜂家にとって垂涎の蜂が生息している」という言葉であった。ま、関係ないですが(笑)。
口に含んでみると、香りから予想する程甘さは強くなく、それでもクールというよりはフレンドリーな深みが感じられた。(なんのこっちゃ(笑))。ま、とにかくこの日7人で開けた3本の中で私はこれが一番気に入り、即一本お持ち帰りにしたのである。
次に頼んだのが写真右のシビ・ピノを使ったもの。
これはイタリアからオーストリアにかけてのおいしい辛口白ワインという味わいで、どちらかというとこちらの方が王道を行くおいしさである。
シビ・ピノというのは聞かない名前だなぁ、と思っていたが、調べてみるとそれは=ピノ・グリージョのことなのだそうだ。同じぶどうでも地域で全く違う呼び方をしている事もあるのが葡萄。名前に惑わされずに自信をもって本質を言い当てられるようになりたいものである。