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ミュージカル「マリー・アントワネット」
2007-05-29
縁あって涼風真世主演のこのミュージカルを見た。
13時スタートし、途中25分の休憩をはさんで16時まで。
マリー・アントワネットの名前を知らない人はいないだろうが、さて、フランス革命の複雑な流れについてはほとんどの日本人は疎いだろう。だから同時代人ということで「セビリアの理髪師」「フィガロの結婚」の原作者ボーマルシェが説明役で登場してくる。彼が説明してくれるので、その時代の状況などが伝わるといううまい作り方。
実際こういう時代劇というのは、史実をどれだけ丹念に織り込めているかで価値が決まってくるようなところがある。たとえばマリー・アントワネットが処刑される時の服装、後ろ向きで荷車に載せられてやってくる様子。細かい所も細かく事実どおりにしてあるのが分かった。上手に演出して感動させてくれた後で、「実は事実はこうじゃなかったんですよね」と聞かされて興ざめする時代劇というのも、ある。
ただ、悪役のオルレアン候はなんだか怪物じみて演出されていて、むしろ笑ってしまった。王の義理の弟にあたるオルレアン候の肖像はコンシェルジュリで見たけれど、気の弱そうな小太りな横顔がいかにも好人物そうに見えたから。
舞台そのものについては、第一部の革命前の時代の話は説明調すぎてちぉっと眠くなるところもあったが、第二部の革命勃発から首飾り事件、逃亡、収監、処刑へつづいていくあたりはなかなかよいテンポで人間ドラマに引き込まれた。
遠藤周作が原作。架空の人物もうひとりの「M・A」マルグリット・アルノーを演じていた新妻聖子さん、歌にも演技にもなかなか迫力がありすばらしかったです。このテンションで半年!いくらWキャストにしろ舞台の役者さんというのはすごいです。体調を保ち、舞台で演じて歌うというのは自分をしっかり律する強い意志が必要な事。
毎回のステージで何度も何度も彼女の人生を行きて死ぬという事を繰り返す苦労と快感。役者というのはまさにステージで「生きている」と実感するだろう。その麻薬があまりに強いので人生の他の時間がうつろに見えてしまったりするかもしれない。
明日が千秋楽ということでここまで長くやってきた役者達にも終わりの見えた明るさが漂っていたように思う。4回もカーテンコールしてくれて、観客も充分楽しんでいたのが伝わる舞台であった。
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