雨のトロカデロ広場。シャイヨー宮殿のテラスでエッフェル塔を背景にこんなアジア人の集団があった。気功?太極拳?それにしてもこんな雨の中何故大弾幕掲げてやっているのだろう?と思って近づいていったら「コリアン?日本人?」と中国人が訊いてきた。
日本人だと答えると、日本語のパンフレットを渡された。
ああ、そうか、これは法輪功だったのか。中国で弾圧されてたくさんの人が投獄されたのはそんなに前の事ではない。彼らはそれを告発しているのだ。
法輪功とは宗教なのか?
彼ら自身は功説明する。
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法輪功は宗教ではない
法輪功の中に使われている言葉は、仏教や道教中のものと似てはいるが、それらは仏教、あるいは道教の特有の言葉ではない。太極拳が道教ではなく、Hathaヨガがインド教ではないと同じように、法輪功は仏教でもなければ、道教でもない。
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この写真の旗にも書かれている「真」「善」「忍」を実践する為に修行する集団だという。
フランスは革命以来「宗教」と名のつくものに対してはたいへん神経質である。学校でイスラム教徒のスカーフを禁止した騒ぎは有名だし、キリスト教の十字架といえども公立学校では掲げられない。(ことになっている)。
法輪功がこんな風に活動できるのは、宗教ではないという位置づけがあるからだろうか。