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パン・フェスティバル
2007-05-21
パリ滞在自由行動の一日。
**
午前中から希望の方とウォーキングへ。
きのうのパリ市内観光では、ノートルダム大聖堂を車窓からしかご覧いただけなかったので(半日観光にルーブルを入れたらどうしてもそうならざるを得ません)、まずはシテ島をまわることにする。

きのう車窓から見たときに「お!」と思ってみていたのが、ノートルダム聖堂ではなく、その前の広場の特設テントで行われていた“la fete du pain"⇒いわばパン・フェスティバルであった。

幸い今日も行われていて、たくさんの主にフランス人地元民とおぼしき人々でにぎわっていた。パリの近郊の農産物や生産品を紹介する一環のようである。

テントの中では次々にいろいろな種類のパンが焼き上げられ、とてもおいしそうな匂いでいっぱいである。ほんとにおいしそう。いろいろ意見はあるだろうが、フランスは世界でももっともおいしいパンが食べられる国だと確信している。その職人を鍛えているのがフランス人のパン好きに間違いない。これは日本人の米好きがおいしい米をつくる日本の米作りの根幹にあるのと同じである。

こういった食嗜好は人が言葉を覚えるよりも早く形成されていき、死ぬまで変わる事はない。だから食は言語よりも強い根っこであると思う。こうして子供のうちからおいしいパンに日々接しながら、フランス人になっていくのである。
日本人も米や日本の食材をもっと味わいながら育っていくべきなのだろう。



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