ローマからパリへ移動し、午後パリ観光の日。フライトはアリタリアで一度ロンドンへ行き、エールフランスに乗り継いでパリへ行くというめんどくさいもの。朝5時にローマのホテルを出発し、ロンドンの空港で長い安全検査の行列に並び、昼食も機内のスナック程度で、13時半にやっとパリの空港に到着した。
パッケージツアーでは、こういう手配になってしまうことは少なくない。何故こういう事が起こるのか?
パッケージツアーは出発前ひと月を切ってからも申し込みを受け付けるものがけっこうある。都市間を移動する飛行機の予約をその段階から始めていては間に合わない。航空会社は少しでも席を高く買ってくれる個人客の為に席を売りたい。旅行会社が売れるかどうか分からない席を予め押さえておくというスタイルにはしたくない。使い勝手のよい時間のフライトの席をグループに大量に持っていかれるのは好まない。必然的に早朝のフライトや乗り継いでいくフライトがまわってくる事になるのである。
欧米人のツアーには比較的そのような無理なフライトがまわってこないように見えるのは、差別されているわけではなく、それだけ早くから予約人数を確定させて手配を進めているからである。
日本ももう少し質のよいパッケージツアーにする為に、参加する人の申し込み期限をもう少し早くする事が必要だ。しかし、実際お休みとれる日がきまるのって、直前だったりするのでしょうね。