フィレンツェからピサ、シエナを見学してローマへよる到着しカンツォーネディナー。パッケージツアーにはままある行程ですが、ちょっと忙しい一日。
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ウンブリア州からラツィオ州に入ったあたりで高速道路ちかくにこんな印象的な丘の上の町が見えてくる。
このあたりにはオルビエートをはじめ、こういったエトルリア起源の町がけっこうあり、日本人の目にはかなり印象的にみえる。「あそこの中に行ってみたいなぁ」と、いつも思うが、なかなかバスで行けるような旧市街ではない。
それでもなんとかチャンスをつくって歩いてみた町がいくつかある。わくわく期待して行ってみると、実際はわりにあっさりしてポイントをしぼれない古ぼけた町であることも多い。かなめになるような目を驚かす建物は期待できない。だから、こういった町はガイドブックにもあまり言及されていない。
しかし、つまらないわけではない。ぼおっと漫然と歩いていては分からないかもしれないが、その町の詳しいガイドさんに解説してもらって歩くとけっこうおもしろい掘出し物が見つかったりする。そのためにはそのガイドさんが説明する気になるような質問をぶつけていけるだけの下調べをしていく事が必要である。
調べてみると、このオルテの町の司教区美術館には8世紀の旧サン・ピエトロ大聖堂に使われていたモザイクの断片が所蔵されているとの事。んん、ちょっと見てみたいですね。さて、いつかチャンスがめぐってきますでしょうか。