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★がつくだけの事はある
2007-05-02
モナコ、カーニュの「ルノワールの家」、シャガールの墓のあるサン・ポールをめぐる一日。ニースにもどって夕食は★がひとつついたユニバースというレストランにて。

前菜に出てきたのがこの「タラのテリーヌ」。このメニュー字面からこの現実のかたちを想像する事は難しい。温野菜?が入ったタラ。それからたくさんの野菜で形成された外側がおもしろい。エリンギ、ハーブが何種類か、それに香菜(いわゆるパクチー)まで入っている。まわりの固形状ソースは梅干の味がした。要するにとてもアジアな味わいだった。そして充分においしかった。

この後メインは半生のサーモン。熱で上にのせられた荒削りのパルメザンチーズが柔らかくなってふわりとおいしい食感となっている。サフランで味付けされたペンネと共に出された。ソースは赤ワインベース。上に載っているのはズッキーニの花を軽くフライにしたもの。これ、また食べたいです。※写真は後日「世界の写真」のフランス編に載せておきます。

**

ミシュランの赤本にあるレストラン評価、ひとつ★はフランス全土で400店を越える程度の数になるそうだ。ちょっとおいしい店というだけでは★はつかないのだろう。「それ以上の価値」があると判断されて始めて★がつく。

今日出た品は、「どこかのような」ではなく、「多分ここでしか食べられないだろう」という味であった。それが★がつく「それ以上の価値」なのかもしれない。



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