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雪のグランドキャニオン
2007-04-12
朝、セドナを出た時は「少し雲が出てきているな」ぐらいだった。
ルート66の町、フラッグスタッフ、そしてウィリアムズあたりではだいぶ風が強くなってきた。ここいらで標高は二千メートルほど。サンフランシスコピークという名の山が何気なく近くにあるのだが、富士山よりたった12メートル低いだけとはとても思えない雰囲気である。

ウィリアムズから北上してグランドキャニオンへ1時間ほどのところに航空博物館がある。ここのものはプライベート品ということ。みものは、日本関係。ひとつは特攻用につくられた「桜花」という飛行機。世界に14機しか残っていないのだそうだ。その爆弾に人が乗っただけというスタイルになんともいえない気持ちがする。色はもともとは黒だったのかもしれないが、ブルーに塗られていた。

もうひとつ、この航空博物館のよび物は、マッカーサーの専用機スペアである。全く同じものがマッカーサー専用機として使用されていた、そのスペアとして作られたものだそうだ。厚木の基地にコーンパイプを咥えて降り立つ写真に写っているあの飛行機である。
追加に一ドルだけ払い中にも入る事ができた。仔細はそのうち「手作りの旅写真集」のコーナーにて。

グランドキャニオンに到着する前にIMAXシアターで映画をみる。非常に映像の美しい映画で英語であってもあきさせない。今日みたいな天気の日には特に見てもらう価値がある。

サウス・リムのマザー・ポイントに到達した時には、大き目の雪がほろほろ降り出していた。

ブライト・エンジェル・ロッジに移動する頃、雪はだいぶはげしくなってきた。外では雪合戦をする子どもまで見える。大統領も泊まるエル・トバ・ホテルへ向かう頃には雪だるままで作り始められるほど。

そして、その後雪まみれになりながら駐車場へもどり、バンでトゥシャンのホテルへ向かう途上の風景がこの写真である。



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