午後5時少し前のUA890便に乗りロサンゼルス乗り継ぎ、アリゾナ州フェニックスに着いたのが午後2時過ぎ。外に出ると気温はこの時期でも25から30度。まだ本番ではないが暑いというより熱い陽射しである。
今日の目的地はここではない。
ここから北へ2時間ほどいったところにある「スピリチュアル・プレイス」と日本ではよく紹介されるセドナという場所である。日本ではあまり有名ではないが、街角の「リフレクソロジー」の写真看板でその風景がつかわれている。と、という話をしていたら、現地の方が、「ああ、そこの社長さんが年一度ぐらいやってこられますよ」という事だった。
フェニックスの町近くを抜けると、西部劇でよくみかけるようなサボデンが道路わきに目に付き始めた。最初はぽつぽつ。そしだだんだんと林のように。大きくなると30メートルにもなるのだそうだ。車から見ていてさえ迫力がある。
丘を山をこえてある時から、ぱたりとサボテンの姿がみえなくなった。フェニックスは海抜300メートルほど。セドナは1300から1500メートル。ということで、約千メートルの標高差となる。生えている植物もという前違うのだ。
前方に見えてきた台地が近づいてくると、それが異様に赤い色をしていることに気がつく。その忘れられない光景がセドナの地である。