うねるガラスの壁面から光が充分に入ってくる吹き抜けの空間。ここに造られたオープンエアのテラスがレストランである。六本木にオープンした新国立美術館の三階となる。懇意な方のお招きによりランチに入ることが出来た。
食の都リヨンをベースにするこの老舗レストラン。フランス国外初出店になるという。気軽な雰囲気はそういった気負いは感じさせない。あくまでシンプルなテーブルと椅子(テーブルの足は紙を挟むまでカタカタ安定わるかった)。紙のテーブルクロスは気軽なフランスのビストロ風ってところだろうか。場所柄、展示物鑑賞の合間に立ち寄るお客も多く、よりスピーディなサービスに対応するためだそうです。簡易的なテーブルは、裾の長いテーブルクロスをかけ、シルエットが美しく見えるように配慮しているのだとか。
※これらのコメントは、料理雑誌の特集の「最新テーブルセッティング」というコーナーで紹介されていました。
ナプキンはこの写真のようにとてもお洒落なデザインである。モンドリアン調のデザインが印象的。ロゴマークは、店名・フランスの国旗・館内の曲線美をイメージしていると。デザインの制作数はおよそ100パターンで、最終的に数パターンまで絞込み、ポール・ボキューズ本人がセレクトしたものを採用したそうな。最後は本人か。
★写真⇒開いて膝にかけようとした時にこんなボタン穴が開いているのに気がついた。
ランチ・メニューは二種、2コースか3コース。今回は前菜にパテ、メインに魚、デザートにワッフル風のものを注文した。
※写真は「世界の写真」の項目「日本」に載せるようにします。
肉のパテ、日本人はあまりこってりしたものは好まない傾向があると思う。しかし、ここでのものはそういう日本人にあわせた味ではなく、あくまでフランスのテイストが守られているように思えた。脂肪もしっかり入っているのが良い。
★これにつけあわせとして出されたピクルスが実に実においしかった。アメリカのハンバーガーに挟んである漬かりすぎたシロモノではない。ちゃんと野菜って感じが残されている。これとパテはとてもよくあう。