朝早くの飛行機でオークランドへ移動。
空港へ着いた時の機内アナウンスでは気温19℃、曇り、であったが、外へ出てみると意外に暖かく感じた。気候というのは気温だけではわからないものである。
昼食はヨットセーリングにて。風が強かったのでどうなるかと思ったが出航…そして、こんな風に傾くのでした。(写真はちょっと加工してみました)
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オークランドはCITY OF SAILS(帆の町)と呼ばれる。ウェストヘブンマリーナには二千隻の個人用ヨットが係留されている。観光客でも15人ほどまでなら楽に乗る事のできるヨットを気楽に楽しむことが出来るクルーズが用意されている。
ヨットとボートというのは全く違う。ヨットというのは帆に風を受けて進んでいる状態で本来の姿。エンジンで航行しているのとは全く違い、海の魅力を存分に感じさせてくれる。
エンジンというものがたかだか150年ぐらいの人類との付き合いなのに対し風を動力に航行するというのはほとんど文明の発祥と共にあったのではないか。エンジンを止めて帆を上げ、いよいよヨットが海面を滑り出す時の爽快感は体験してみる価値がある。
しかし、ひとつ覚えておかなくてはいけないのは、今日の様に風の強い日にはかなりヒールした(傾く)まま航行するのが普通だという事。この写真程度に傾くのはちっとも珍しくない。荷物は船倉にちゃんと仕舞いこんでおく事。
「相当に傾きますよ」と、お伝えしていたので皆さん笑顔で楽しんでおられましたが、想定していないと、これだけ傾いたら倒れないかと心配になるのかもしれないですね。