クライストチャーチでは今フラワーフェスティバルが開催されている。この時期大聖堂の中にはこんな花の絨毯が登場する。一万本の花を使った労作だそうだ。
クライストチャーチの人々は本当に庭や花をつくるのが好きだ。一軒一軒の土地に余裕があるので、ほとんどの家は平屋。で、家の前にもうしろにも充分庭造りを楽しむためのスペースがとってある。いや、これは「楽しむ」いう次元の事ではく、クライストチャーチに住む人々にとっては当然のマナーのようである。
庭をほったらかして汚くしていると、市当局から「きれいにしてください」という通知がくるそうだ。それでもまだほおっておくと、勝手に市の当局が人を派遣して刈ってしまう。そしてその請求書がきっちりまわってくる。家を所有するという事は決してそこを「好きなようにしておいてよい」ということではなく、当然その場所の公共性を尊重して住まなくてはならない。クライストチャーチの場合には、庭の芝をきれいに刈っておくのもまた当然の公共性のうちにはいる事柄なのだろう。
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本日終日の市内観光。はじめてゆっくりできる日である。今回はホテルも市内中心部にあり時間にも余裕がある。
モナベル庭園を歩き、クライストチャーチとリトルトン港をむすぶ峠に建てられたマナーハウス「サイン・オブ・タカヘ」を訪ね、市内でパンティング(舟遊び)。庭のきれいな一般家庭へお邪魔して手料理の昼食(そうなんです、これがツアーに含まれている行程なのです。なかなか楽しいです。)。
その後、小松こだわりのカンタベリー博物館の南極展示を見ていただき、トラムに乗って大聖堂前で終了。
夜はウィローバンクス動物園でNZ特有の動物達も見学した。