東京から大阪に着いたら、すぐにさらっと大阪弁でしゃべりはじめる事ができる、と思っていた。「大阪出身なんやし、そんなん当然や」…しかし、今日大阪空港についた時、気がつくと大阪にいても「東京弁」でしゃべっていたりする自分がいてハッとしたのである。むむむ、東京人化しているのか…、と一瞬自問したけれど、そんな事気にすることもないと、すぐに悟った。
思い起こせば約二十年前、就職で東京の会社の面接に来た時、町の売店で「ください」をひと言いうのにさえアクセントを考えていた自分がいた。都会の匿名性の中で自分がどこから出てきたのかという事が言葉尻ひとつから分かってしまう、そういう事にびびっていたのかもしれない。つまらないこだわりだ。
よく考えてみれば同じ日本。大阪弁だろうと東北弁だろうと博多弁だろうとなにを恥ずかしがる事があろうか。どうどうと自分の国の言葉でしゃべっていれば良いのである。通じるんやからかまへんやんかぁ。
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夜、大学時代の友人と会ってお好み焼き屋へ行った。目の前で焼いてくれて、最後に「ソースとマヨネーズおつけしますか?」と問われたので、「おねがいします」と即答した。大阪だとマヨネーズは定番なのである。 と、瞬間こんなふうにドバ〜っと塗りたくられてしまった。
こりゃ、いくら大阪でも「多すぎるなぁ」と、友人と苦笑いしたのであった。最近行った広島のお好み焼きがまた食べたくなってしまった。裏切り者?(笑)
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