往年の大ヒット曲ホテル・カリフォルニアで有名なイーグルスは、私の中では最もアメリカの香りのするバンドということになっている。

先日アメリカの手配をする某社から送ってもらったDVDのバックに流れていて「やっぱりぴったりだなぁ」と感じた。雄大な西部の砂漠を走る大きなRV車、かげろうの向こうに巨大な貯水湖が見えてくる。そんな風景にイーグルスの曲はぴったりこん。

もうひとつのイーグルスの曲が聞こえてきたシーンは、今話題のドラマ「華麗なる一族」の中でのことである。キムタク演じるところのまっすぐな長男が、その率直さゆえに父と対立していく孤独。そういうシーンに「デスペラード」がかぶさってきた。

あわなくはないね。でも私は、このシーンにこの曲を使いたかった製作する側の誰かがいた事を感じる。それはきっと私と同じような世代の誰かで、若い時からずっと心の中に持ち続けていた愛する音楽達に、彼らなりのオマージュを捧げているのだろうか。