世界の写真」では
国別に小松の撮影した写真をお見せしています。

ツアコンモバイル通信」は
日本旅行HP内に掲載した
お話を国毎にまとめました。

手作りの旅》は
こま通信」企画の旅です。
こま通信のお問い合わせは
komatsusin2@gmail.com

までお願いします
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録


★ こま通信日記 ★


2006 年 12 月
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       


Search
フィラデルフィアへ行く「滝」
2006-12-23 天皇誕生日
テレビの美術番組に触発されて、山種美術館で公開されている千住博氏製作の「滝」を見てきた。主張しすぎず、希薄ならない背景の色合い。大きさ。この作品、本物を見ないことには多分その力がつたわってこないのではないだろうか。

この「滝」は、実はこれだけ見ても完成ではない。アメリカ東海岸のフィラデルフィアにある「松風荘」という日本建築内部の襖絵になるのである。かつては横山大観の作品があったそうだが、それが失われてしまい、新たに部屋を飾る事になるそうな。来年5月にフィラデルフィアに設置される前に、最初で最後の日本公開となる。
フィラデルフィアで落ち着くべき場所に落ち着いた時に、ぜひ見る機会をつくりたい。

※ちょうど来年5月後半にはまた《手作り》「東海岸歴史の旅」を考えていたところなので、うまくあわせられると良いです。ボストンPOPSオーケストラのコンサートやゴスペルミサも含めていろいろ見てもらいたいところが多くなってくるなぁ・・。

美術作品と呼ばれるものは、いったいどこが定位置になるのだろう。美術館?いや、美術館は美術品の置かれる場所としては、「最後の手段」なのだと思う。言い方は悪いが、最後に行く場所⇒「墓場」なのかもしれない。

かつてはパトロンと呼ばれる人たちのサロンを飾っていたのだろうが、現代に描かれる作品は、そういうひとの「喜び」の為に奉仕する作品だけではない。グロテスクだったり見ていて苦しくなるようなもの、奇妙なものもたくさんある。そういった「サロン」には相応しくない作品はいったいどこにいけばよいのか。

多分それらを受け入れてくれるのは、都市空間なのだと思う。存在感のある都市空間と対決する事で、作品は本来の力を発揮する。「松風荘」がどのぐらいの存在感のある空間なのか、その場に立ってみたい。



Back
予定なし
  • (2014-9-17)


  • (2014-9-17)


  • (2014-8-17)


  • (2014-8-14)


  • (2014-8-14)