カトマンズから小さなバグマティ川を渡るとすぐに隣町パタンである。ここもかつては首都だったという事で王宮前広場ダルバールやたくさんの寺院もある。詳しくは下記にも書きました。
http://www.nta.co.jp/ryoko/tourcon/2004/040119_2/パタンの数多い寺院の中でも人気のあるのがこのクンベシュワール。ここはいつきてもたくさんのお参りの人でにぎわっている。ヒンズー教ではシヴァ神のひとつの化身を祭という。(同時に仏教の神様でもある場所なので、正直しっかり理解できないでいる)
聖地ゴサイクンド《標高4360m》(ガイドさんの発音では「ゴサイタン」と聞こえましたがこちらが日本での通り名のようです)の聖なる湖で修行僧が落としたものが、ここクンベシュワール寺院で発見されたという伝説にちなみ、ここに湧き出る水には聖地に行くだけのご利益があるとされる。
実際、湧き出ている水を守る祠も境内に建てられている。
この写真は境内にある別の寺院のひとつ。前では5つ毎セットになって皿から炎と黒い煙がもうもうと立ち上がっていた。なんでもとうもろこしを燃やすのだそうだ。
この炎をかきまわすと願いがかなうとされているので、人々は入れ替わり立ち代り炎に棒を差し込んでいた。
シヴァ神に捧げるこの寺院ではいけにえは殺さない。ヤギなども生きたまま放されるだけなので、たくさんの小動物がうろうろしている。他の寺院にくらべ血まみれになる時がないせいか、子供の成人式(みたいなもの)にもよく使われるようである。