今日は健康診断。
ということで、朝から飲まず食わずで過ごした。正確には昨晩は19時には食事を終えていたので、今日の13時まで17時間ほどの絶食となった。

「食べないで下さい」といわれれば食べたくなる。そんなものだ。いつもなら、「ハラが減ったら食べる」。いやむしろ「食べる時間になったら食べる」スタイルで生きている。

ハラが減っても、食べる時間になっても、食べないでいる事はない。これはしかし、本当に贅沢な事だし、もしかすると人間の肉体を甘やかしているのかもしれない。

甘やかされた肉体は耐久力に乏しくなる。甘やかされるようなチャンスもない時代に生きてきた我々の祖父母の世代の元気さは、実にたいしたものだと思いませんか？

＊＊
健康診断を終える頃、空腹ではあったが、それが嫌ではなかった。むしろ体が軽く感じた。いつもの自分がいかに飽食であるかを思った。甘やかされていたのだと思った。

だいたい一日三食というのが、誰にとっても最適な食生活なのだろうか？江戸時代は二食が普通だったというし、常識も時代によって変化する。

確実に言えるのは、今の日本では食べないで病気になる事よりも、食べすぎて病気になる事のほうが多いという現実。食べない快楽をもう少し実践してみたい。