21日からの《手造り》イタリアの説明会を銀座の貸会議室にて。
その後東京駅から有楽町駅にかけてやっている「カウ・パレード」の最終日を見に行く。
カウ・パレード?
簡単に言うと牛の張りぼてをいろいろなアーティストや素人が好き勝手にペイントして街角に立てて置くという、実に単純なお遊びアートである。
数年前に同じ東京駅前でやっていたのが多分好評だったのだろう。今回再演となった。
これは、近年外国の諸都市でけっこうやっていたもので、私はザルツブルグでも、モスクワでも、このペイントした牛達に出会う機会があった。
アートだとか主張だとか、あまり気取った事をいわなくても楽しめるのが、本当の美術なのかもしれない。だとすれば、このペイントした牛さん達は立派なアートであり、自己表現になりうる。
そういえば、ダリの作品にも電話機の受話器部分がそっくり伊勢海老になっているオブジェがあった。あれがアートで成り立つなら、この牛達も充分成立ちまする。
この写真は、もちろん「御寿司」と「雄牛」をかけて、こんな風にえびを背負わせたわけですな。白い体もよく見るとご飯になっておりました。