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中国人グループは、なぜどこでも中華料理なのか
2006-09-06
超日本語の達者な中国系の方にお会いする機会があったので、いままで疑問に思っていた事をきいてみた。
最近ヨーロッパでも多く見かける中国人団体の食事について。
彼らは一日一度は必ず中華レストランに行くのだ。日本人は「せっかく来たのだからその土地の料理を食べたい」と、基本的には思っている。それに比べると、中国人の中華料理に対するこだわりは強い。
「どうせツアーのごはんなんか知れている」と思っているのか?そうかもしれない。行程が忙しすぎて中華レストランでないと対応できないのか。それもあるだろう。
しかし、最も大きな理由、納得できる理由はこうだった。「だって、西洋料理おいしく感じないもの」
はあ、なるほどね。味覚的にそういう中国人が多いという事なのかもしれない。
たとえば、その方はかなりの食通であったが、「チーズのおいしさってわからないんですよね」と言われた。他にもオリーブの味とか、地域の食材を外国人が理解しにくいというのは確かにあるだろう。
西欧人が「三大珍味」と名付けた、キャビア、フォアグラ、トリュフにしても、ほんとうにおいしいと感じられる瞬間は日本人や中国人や、アジア人にはそれ程多くないのではないだろうか。
ま、それでも、「西洋料理おいしくない」という感想はちょっと意義を挟みたくなる。東京でもおいしい西洋料理はあるから、一度、その方に味わってもらって、「うん、これはおいしいね」と言わせてみたいものだ(笑)。
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