午前、コペンハーゲン観光。
定番中の定番はこの人魚姫の像だろう。誰かが「三大がっかり」なんて言ったらしいが、これはこれで「ちょうど良い小ささ、ひっそりした良い場所にある、造形的にも良い作品」である。
各国の観光客が像の下まで降りて写真を撮っている。
「滑りやすいのでご注意ください」とわれわれの日本人ガイドさんは言ってくれたが、、、突然「ざばん!」と音がした。はっとしてそちらを見ると、大きな欧米人の男性が頭までずぶぬれで海から上がってくるところだった。(うちのメンバーじゃなくて少しほっとする(笑))
あ〜、落っこちちゃったんだ!
こういうのはけっこうあることみたいだから、日本なら柵などあるところでしょうが、こちらはそんな無粋なものはできるだけ作らないのです。こういうケースなら「管理責任」なんか問われそうなのが日本ですが、こちらはそんなのは自己責任ですもん。
で、海から上がった欧米人の彼はまだ水の中を覗き込んで一生懸命何か探している様子? 何か落としたみたいです。仲間の何人かも水に入って底を探し始めた。そんなに大事なものって「入れ歯?」口の悪い誰かが日本語で言う。
ちょうど人魚姫も上から見下ろして探してくれているように見えませんか、この写真。
しばらくして、水中から引き上げられたのは「めがね」でした。