ルーアンのなんという事はないホテルの朝食で、こんな風にバゲットが出されていた。「どうぞ、好きなだけ切っておとりください」という、よくあるフランスの朝食である。
しかし、食べてびっくり!
パリっと軽い食感。しっかり「皮」もあるが、硬すぎて口の中を切るような事もない。ふわっとしていて、しかし、食パンのような気の抜けた白身でなく。(おいしい食パンは除く!)
ああ、なんて形容しても難しい。
要するに、今まで食べてきたフランスパンの中でも、ちょっと群を抜くおいしさだったのだ。
始めは4分の一ぐらい切ったのだが、あとから追加追加で、、、ついに一本全部食べてしまいました。
フランス人のバゲットに対するこだわりは、日本人の米に対するこだわりといい勝負だと思う。このパンもきっと朝早くに開けたパンパン屋から買ってこられたものだろう。
どんな休日でも、パン屋だけは持ち回りで一軒は開けているのがフランスの朝だと聞いた事がある。
小松は本来かなりのごはん党なのですが、このパンを食べにまたこのホテルに泊まってもいいと思うほどでした。