山の中を流れる川の合流点に築かれた小さな砦ＢＯＣＫ＝ボックがルクセンブルグの始まりである。

小国ながら、ＥＵのルーツとなったエネルギー協力のための国際団体には、創立当初から参加している。そして、ここは鉄鋼生産国として長く栄えてきた。

今でも鉄鋼の世界では、確か第3位というアルセロールの本拠はここである。が、鉄鋼産業自体は1970年代に力をうしなっていった。

現在のルクセンブルグは低税率を売り物にして、世界各地の銀行を誘致している。情報によると現在200社近い世界の銀行がここにヨーロッパへの拠点を持っているそうである。

午前中は、英語ガイドとともに、ＢＯＣＫの砲台に行く。予定では入場になっていなかったのだが、少々の入場料ならぜひ入ってみていただきたいと思い、皆さんの賛同を得て入る。
やっぱりもぐって自分の目で見て、はじめて分かる事は多いのです。

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午後はマーストリヒトへ。
ここは昔は連泊してマール石の石切り場だった洞窟にはいったものです。今はそんな余裕のある行程の旅はほとんどなくなってしまったようで、残念です。