きのう午後帰国したばかりだというのに!
今夜はある方の退職記念パーティでのセッション。私も喜んで参加させてもらった。疲れている時だからこそ、とても価値ある時間となった。やっぱりこういう場にいる時が、本当の自分に戻っている様に感じるから。
ドラムを叩くその方はたいへん温厚で、それによってよき友人もたくさんある。で、音楽をやるおもしろいメンツ仲間達と知り合う事ができた。
そして、今回そのなかには、世界で活躍するプロのJAZZピアニストがあって、ゲスト参加する事になっていた。
通常なら、一流のプロミュージシャンが、我々のようなアマチュアと一緒のステージで演奏してくれるという事は、絶対に考えられない。いったいどうなるのか?期待と緊張だった。
そして、最初の一音が響いた瞬間から、案の定ぶっとばされてしまった。ビートの切れ味というか、とにかく一音一拍単位で、ある種気持ちよく引きずられていくのが自分でわかる。こういう経験は久しくしていなかった。あ〜、もっと精進しなくては。
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旅から旅の毎日を積み重ねて、気がつけば年老いていたというのは、いかに嫌いではない仕事をしているとはいってもちょっと寂しい。
楽器を持てるこういう瞬間があり、そういう機会を与えてくれる仲間があるというのが、実際生きていく価値であるとさえ思う。